脳出血

脳出血について、はじめに

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発症した人100人につき75人が亡くなる病気。

これが脳出血の1つの側面です。

具体的に脳出血と言った場合には、主に脳の内部で起きる脳内出血のことを示します。

出血を伴う脳の病気は、出血性脳梗塞、くも膜下出血、外傷による硬膜外血腫、硬膜内血腫などが挙げられます。

くも膜とは脳を覆う3つの層のうち2つ目のもの、硬膜はいちばん外側で頭蓋に近いものです。

急性の脳出血は脳の血管が血の塊(血栓)でつまる脳梗塞、くも膜下出血等と並んで脳卒中と呼ばれ、日本人の死因のワースト上位を常に占めています。

日本人独特の塩分の高い食事による高血圧がこの割合の増加に拍車をかけているという説がありますが、人種と発生機序の因果関係は未だ論証しつくされていません。

ただし、高血圧による血管壁の長期にわたる圧迫は脳出血の原因のひとつに確かに数えられるものです。

厚生労働省は1日の塩分摂取量を10gと設定しています。高血圧の他脳出血の原因は、先天的な血管壁の脆さ、外圧、ストレス、喫煙による血管の収縮、過度の飲酒などが挙げられます。

血管がもろいことによって起きる血管奇形としては脳動脈瘤と脳静脈奇形が挙げられます。

これらは、位置的にくも膜下出血の原因となりやすいと言われていますが、脳出血の原因となることもあり、早期発見と処置が必要だと言われています。

両者共にMRI、MRAなど画像診断によって発見することが可能です。

脳梗塞と脳出血の識別は外観からは素人には識別しづらいのですが、脳梗塞は脱水が起きやすい夏、脳出血は室温が一定にならない冬に起きやすいと言われています。

脳出血の症状は突然始まる頭痛、めまい、手足の片側だけの麻痺、嘔吐、意識障害などだと言われています。

他に幻聴幻覚、物忘れなど認知症様の症状が出る人もおり、時に誤診が起きることもあります。

いつもと違って様子がおかしいと思った場合は即座に助けを求め、救急搬送をすることが大切です。

家族、隣近所など声を掛け合って、互いの命を守りあえるとよいですね。

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