椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアの検査

どの病院にいくか

激しい腰痛で病院に行こうと決めた時、あなたなら何科を受診しますか。

多くの人が、どの医療機関で何科にかかるか決めるのにとまどうのではないでしょうか。

腰痛がある時には、まず2、3日の間様子を見ることが大切です。

たとえば、重いものを持ち上げたり、急に態勢を変えるだけで腰痛は引き起こされることがあります。

このような急性の腰痛の場合にはあまり動かずに安静に過ごすことが最も大切です。

このような場合の痛みは突然腰に負荷がかかってしまった故におこっているものですので、腰痛の原因に心当たりがある場合には、2、3日静かに過ごして様子を見ましょう。

2、3日安静にして様子を見て、痛みが全く緩和されない場合や、痛みが増してします場合には医療機関を受診しましょう。

また痛みによって睡眠が妨げられる、動いていない時にも痛みがある、しびれや脱力感、発熱や嘔吐、または排尿や排便に異常がある場合などは一刻も早く医療機関を受診する必要があります。

このような場合に受診するのは整形外科です。

整形外科では、急性的な腰痛の他にも慢性的な腰痛、しびれや痛みがある場合に受診します。

事故や転倒などによって起こった痛みなども整形外科で診療します。

整形外科ではレントゲン検査や、CT検査、MRIなどの検査をすることができます。

これによって椎間板や脊椎など外からは分からない体の内部の状態も知ることができます。

その他にも、ペインクリニックと呼ばれる痛み専門の医療機関、または鍼灸やカイロプラクティックで相談してみるのもよいでしょう。

検査の種類

激しい腰痛や、下半身のしびれを感じて医療機関に診療に訪れる時には、どのような検査をするのでしょうか。

医療機関によっては、検査は数日かかる場合もあります。

MRIなどの医療機器を使っての検査では予約が必要であったり、曜日が固定されている場合もありますので、医療機関で検査する時にはできるだけ自宅の近くにある医療機関を選ぶと便利でしょう。

医療機関によっては、検査のために他の病院を紹介される場合もありますので指示に従いましょう。

椎間板ヘルニアの疑いで受診をする場合には、まず問診と身体所見が行われます。

問診は、痛みがいつ、どのように始まったのか、またはどのような痛みなのかなどを聞かれます。

身体所見ではスパークリングテストと呼ばれる検査を行う場合があります。

これにより神経根に異常があるかないかを調べることができます。

また両手を閉じたり開いたりするテストをすると脊髄障害があるか、ないかを調べることができます。

このような身体所見の後に、エックス線検査やMRI検査などが行われます。

エックス線検査では腰椎の側面と正面を画像にとります。

エックス線検査では骨の形や配列、質、そして骨と骨との間について調べます。

MRI検査ではエックス線検査では移すことのできなかった骨以外の部分も映し出すことができます。

そのほかには椎間板造影という検査が行われることもあります。

椎間板造影の検査はMRI検査が主流ではない以前から行われてきました。

この検査では直接椎間板に造影剤を注入し、流れ方や漏れなどの異常を検査するものです。

やってみよう、セルフチェック

腰痛は誰にでも簡単に起こりえることです。

急に態勢を変えて腰をひねってしまった、または重いものを持った時などにも腰が痛むことがあります。

このような腰の痛みは急性腰痛と呼ばれ、通常2、3日安静を保つことで治ります。

しかし安静を保ってもなかなか痛みが引かない場合などには、体の根本的な部分から問題がある可能性があります。

そのような場合には、椎間板ヘルニアの疑いも捨てきれません。

椎間板ヘルニアとは、私たちの背骨をつなげているクッションの役割をしている椎間板という部分が変形したり、中身の髄核が飛び出たりすることで、神経根を刺激し痛みを引き起こす症状です。

腰の痛みが慢性的にあったり、安静にしていても痛みが改善しない場合には椎間板ヘルニアかもしれません。

医療機関に早急にかかる必要があります。

そのような時にはまず、セルフチェックを行ってみてください。

一つ目のセルフチェックは前屈です。

痛みの強さは個人によって違いますが、椎間板ヘルニアの特徴として、前屈をしようとすると足がつるような感覚を引き起こすことがあります。

次に足の筋力のチェックです。つま先立ちで足の筋力を試してみます。最後に、かかとでも立ってみましょう。

このセルフチェック以外にも、チェックする方法はあります。

まず座った状態で上を向きます。そして上から額を下に向かって押してみます。

椎間板ヘルニアの人はこのような動きは神経根が刺激されて痛みを感じるはずです。

椎間板ヘルニアの疑いを持った場合には、医療機関を受診する前にセルフチェックを行うとよいでしょう。

坐骨神経痛

椎間板ヘルニアが原因となっている場合が多いのが坐骨神経痛です。

椎間板ヘルニアは背骨を作っている骨と骨の間のクッションである椎間板ヘルニアが変形したり、中身の髄核が飛び出てしまい神経根を刺激してしまうゆえに起こります。

坐骨神経痛は、お尻の部分から太ももまでつながっている神経の部分が痛む症状です。

この坐骨神経痛という名称は、病気の名前と考えている人も多いのではないでしょうか。

しかしこの名称は病気の名称ではなく、症状の名称です。坐骨神経痛の痛みの多くは椎間板ヘルニアと関係していることがあります。

坐骨神経は背骨から出ています。

お尻の部分を貫きそのまま太ももの裏側を通ります。

そしてひざの下あたりからふくらはぎを包むように坐骨神経は通っています。

この通り道が痛むのが坐骨神経痛です。

坐骨神経痛はお尻や太もも、ふくらはぎやすねまで強いしびれを感じます。

また同じ態勢で立ち続けたり、座り続けるのが困難になります。

また寝返りをすると足に激しい痛みを感じることもあります。

痛みで病院にいくと、問診と共にエックス線検査やMRI検査、そして血液検査が行われます。

このような検査をしてから、椎間板に明らかな以上がある場合には、椎間板ヘルニアの診断が下されます。

坐骨神経痛の原因は多くの場合、椎間板ヘルニアか腰部脊柱管狭窄症があります。

この2つを併発している可能性もあります。

坐骨神経痛の治療は大きく分けて2つあります。

保存療法と手術です。

保存療法とはカイロプラクティック、マッサージ、体操、鍼灸治療また投薬などのことをいいます。

また保存療法では腰椎を伸ばして行う牽引療法や、腰をサポートするためのコルセットなども行われます。

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